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新総理のメッセージ:「前進しなさい」

2010.07.12

 2010年世界総会の最終日7月3日安息日の礼拝のために、70,000人の礼拝者がアトランタにあるジョージア・ドームに参集しました。テッド N. C. ウィルソン氏は、アドベンチスト教団総理として最初の説教をしました。世界総会最終日、総会代議員を前にしてウィルソン氏は残りの教会としてのアドベンチスト教会を強調し、また教会設立者の一人であるホワイト夫人の証の書をさらに心に留めるよう求めました。
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 69,989人のアドベンチストの会衆を前にして、新しい世界総会総理ウィルソン氏が最初の安息日の説教で訴えたことは、今後、自信をもって「前進する」ということです。
 13の支部総理、9人の副総理、2人の前任者に囲まれてウィルソン氏のメッセージが語られる礼拝において、メンデルスゾーンの交響曲第5番「宗教改革」第4楽章が流れ、世界の教会指導者はバラク・オバマ大統領の歓迎の挨拶を読み上げました。
 「歴史を通じ、信仰によって私たちの思想が形成され、見方が熟成され、生き方が整えられてきました。歴史を刻むこの特別の転換期における挑戦と機会に直面する時、私たちは信仰によって共通の目標において一致し、同胞の兄弟姉妹に仕えることができます。皆様方に素晴らしい結果が与えられるよう切に願うものです」。
 アドベンチスト教会の「天を目指す旅路」を強調してウィルソン氏は説教を開始し、このように訴えました。「神の真理の力を持って、神はこの混沌とした世界からアドベンチスト教会を刻んでこられました。特別な民、神の残りの民として召された私たちは、キリストをかかげ、キリストの義をかかげ、黙示録14章の三天使の使命とキリストの再臨を伝えることができます」。
 「神は創造主であり、み言葉と創造の力を信じる証として、私たちは主の安息日に神を礼拝することができます」と語るウィルソン氏は後の方でこのように付け加えています。「兄弟姉妹の皆様、将来直面するいかなることをも乗り切るために導かれる全能の神に目を注ぎましょう。全的に信頼する歩みが途絶えないようにしましょう。前進しなさい!という主の命令に従い続けて行きましょう」。
 「神はあなたの人生とこの教会のために特別なご計画を持っておいでになります」と語るウィルソン氏は大群衆に向かってこう呼びかけました。「この力強い再臨運動の行く手を案ずることなく、神のみ手に委ねましょう。神は私たちに預言を通し、かなたを指し示され、私たちは大争闘の最高潮を迎えます。神は勝利をお与えになるお方です」。
 世界の教会の新しい指導者はこのような声明を伝えています。「キリストをかかげ、神の恵みを宣言して、前進しなさい。三天使の使命を人々の前に提示して、前進しなさい。信仰のリバイバルと御霊による改革を乞い求めて、前進しなさい。み言葉の約束を現実のものとして受け入れ、み旨を実行し、前進しなさい。預言の霊を熱心に研究し、その助言に堅く立ち、前進しなさい。救いの良き知らせとイエス・キリストの再臨が切迫していることを世の人々に告げ知らせ、前進しなさい」。
 終末時代の非聖書的な流行を取り入れることに注意を与えたウィルソン氏はある点では詳細に述べています。「神の言葉及びホワイト夫人の証の書を通して与えられている助言という最高の権威に従って、用心深く万事をテストする必要があります。セブンスデー・アドベンチスト教会以外の、誤った神学に基づいた霊的成長を約束する運動や大教会(メガチャーチ)のセンターなどに近づかないようにしなさい。霊感祈祷(contemplative prayer)、霊験祈祷(centering prayer)、そういう祈祷を推奨する教会運動、また非聖書的な神秘主義に基づく霊性訓練プログラム、教会合同運動などから遠ざかりなさい」。
 代わりにウィルソン氏はその礼拝でこう言いました。「信者は堅固な聖書の原則と大争闘のテーマに根ざした福音の伝達方法とプログラムを提供できるセブンスデー・アドベンチスト教会内の謙遜な牧師、福音宣伝者、聖書学者、教団指導者、部局の責任者に期待を寄せるべきです」。
 信者はまた礼拝様式に注意するよう促されました。「教会の礼拝では、キリストを中心にした、聖書を基にした礼拝と音楽使用をこころがけるようにしなさい。全世界における礼拝奉仕と文化の多様性を理解する一方、み言葉を中心とした礼拝から離れて、音楽中心の感情体験が中心となる昔の異教の礼拝と混同してしまうような礼拝はさけるべきです。礼拝になすべきこと、それは、キリストをかかげ、自己を低くすることです。
 神学的な傾向についてウィルソン氏はこう言いました。「聖書の真理、およびアドベンチスト教会の特徴である信仰の柱にある神の言葉を歪曲するような、狂信的な神学やあいまいな神学に屈してはなりません。私たちの神学と使命の全体像にほとんど関係のない、聞き慣れないどうでもよい概念をくどくどと論じる新しい神学や、複雑な終末時代の時系列預言に関するチャートといった気まぐれな試みに翻弄されてはなりません。アドベンチスト教会の聖書信仰は歴史を通じて揺らぐことはありません。聖書信仰の基礎は最終時代まで堅く立つことでしょう」。
 ウィルソン氏は聴衆に聖書の創造論に堅く立つよう助言しました。「創世記の最初の11章あるいは聖書の他の箇所を寓意的あるいは象徴的なものとして誤解し、知的後退を迫られることがあってはなりません。今週私どもはもう一度大きな確信に至ったように、アドベンチスト教会は文字通り24時間からなる6日間に起こった創造の業に関する聖書の記録を教え、信じています」。
 ウィルソン氏はまたこう付け加えています。「アドベンチスト教会が基礎的な教理の立場と信仰を変えることは決してありません。神が文字通り6日間でこの世界を創造しなかったなら、なぜ現在、セブンスデー・アドベンチストとして第7日安息日に主を礼拝しているのでしょうか」。
 ウィルソン氏はまた聖書解釈についての教会の伝統的理解に聴衆の注意を向け、こう言いました。「聖書によって聖書を解釈する必要があります。私たちの教会は、規則に規則、教訓に教訓(イザヤ28章13節)というように、聖書が聖書を解釈するという立場に立ち、歴史を示す聖書の理解を長く続けています。しかし聖書に対する最も陰険な攻撃の一つは歴史批評的に聖書を説明しようとする解釈方法を徹底させる学者からの攻撃です。高等批評という反聖書的方法は私たちの神学と使命の執念深い敵です」。
 加えて、ウィルソン氏は神が再臨運動にお与えになった特別の賜物を思い起こすようにアドベンチストを励ました。
 「セブンスデー・アドベンチスト教会に与えられた最大の賜物の一つとして預言の霊を受け入れるべきです。これは単なる過去の遺産ではなく、将来にさらに重要な使命となります」と言って、ウィルソン氏は教会設立者ホワイト夫人の証の書に言及しました。「真理についての究極的な権威と最終の判断基準としての聖書は私たちに最終の決定を与えてくれますが、預言の霊は聖書の真理を適用する時の明解な、霊的助言を与えてくれます。預言の霊は、使命を遂行する方法を教会に教える天来の指導書です。預言の霊は聖書に神学的解釈を与える信頼できる書物です。預言の霊を読み、信じ、適用し、推奨すべきです」。
 しかし彼はこう付け加えています。「人々の頭を打つための棒として証の書を用いるべきではありません。地上の歴史の最終時代に神の教会の道案内をする驚くべき祝福の書として活用すべきです」。
 ウィルソン氏はこういう訴えをしてそのメッセージを閉じました。「生活の中に働くキリストの驚くべき恵みを受け入れ、キリストとこの再臨運動への再献身をし、神の恵みを宣言し、この教会が前進するのを助けてくださるよう、主に願い求めようではありませんか」。

11日目 現地7月3日(土) 夜のプログラム

2010.07.04

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第59回世界総会大会の最後のプログラムが土曜日の夜、ジョージアドームで行われました。
プログラムの前半には、世界総会で長年働いてこられた先生方の中、この大会を最後に引退される先生方への感謝を表すプログラムが行われました。引退される先生方の中には、伝道者として有名なM.フィンレー師、アドベンチストレビュー誌編集長などの働きで知られるW.ジョンソン師、アジア系で初めての副総理を務めたE.シュウ師などもおられました。引退者全員の働き年数を合わせると1,200年を越えるという発表があり、会場では大きな拍手がわき起こりました。
ハイライトは何といっても、世界13支部ごとに各国の国旗を持って民族衣装を着た代議員がドームを1周するパレードです。支部ごとに国の名前を読み上げると国旗を持った代議員が壇上に登場しますが、中央アメリカや南アメリカの国々、そしてアメリカ合衆国の名前が読み上げられると、ドームを一杯にしている6万人の観衆がドーム全体が震えるような歓声を一斉にあげました。
プログラムは、5年後にテキサス州サンアントニオで予定されている次期世界総会大会まで、ますます世界の隅々まで福音がのべ伝えられることを願うウィルソン総理の言葉で締めくくられました。

動画はこちらからご覧になれます。
http://www.awrjapan.net/Atlanta2010/Parade-Movie.AVI
http://www.awrjapan.net/Atlanta2010/Parade-Movie.mp4

http://www.awrjapan.net/Atlanta2010/Tribute-Movie.AVI
http://www.awrjapan.net/Atlanta2010/Tribute-Movie.mp4

11日目 現地7月3日(土) 安息日礼拝

2010.07.04

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世界総会大会最終日の安息日礼拝が行われました。説教者は新しい世界総会総理のテッド・ウィルソン師です。
「前進せよ(Go Forward)」という題で、アドベンチスト運動に関わっている全ての教会員に対して、再臨運動の原点に立ち返り、三天使の使命、すなわちキリストの恵みと救いを伝えるという使命を果たしましょう、というメッセージが熱く語られました。出エジプト記13章を通して、眼前の山、荒野、紅海によって行く手を阻まれ、後方からはエジプトの軍勢が追いかけてくるなかで、神がモーセを通してイスラエルの民に「前進せよ」と仰せになったことをあげ、我々もさまざまな困難に道を阻まれても、終末時代の残りの民として決して後退するのではなく、前進しようと訴えられました。アドベンチスト運動の行く手を阻もうとする壁として、一部のメガチャーチが行っている誤った神学に基づく霊的成長プログラム、また非聖書的な神秘主義に基づく霊性訓練プログラムや教会合同運動、個人の感情や経験を偏重した音楽や礼拝、常に新しい教え(預言の解釈など)を求める狂信的信仰のあり方、無神論的進化論や有神論的進化論、そして歴史批評学的聖書解釈などをあげ、それらを乗り越えて前進することができるのは、聖書のみ言葉と証の書を通して与えられる神の恵みの救いによる他ないことが力強く語られました。礼拝の終わりには、後の雨を求めて2人づつ祈りを捧げ、リバイバルと献身を求めました。
日本からのツアーメンバーも他の7万人の出席者と共に礼拝に参加し、世界総会大会の熱気にあふれた礼拝の時間を共に過ごしました。

動画はこちらからご覧になれます。
http://www.awrjapan.net/Atlanta2010/MVI_3137.AVI
http://www.awrjapan.net/Atlanta2010/MVI_3137.mp4

http://www.awrjapan.net/Atlanta2010/MVI_3152.AVI
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駅での一コマ

2010.07.04

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アトランタにはMARTAという名称の公共交通機関があります。ダウンタウン地域は地下鉄、郊外では高架を走る鉄道となっています。南北線と東西線があり、ダウンタウンのFive Pointsという駅が乗り換え駅です。
世界総会大会の行われているジョージア国際会議場とジョージアドームは東西線でFive Points駅の東側となり駅で降りることになります。安息日の朝、南北線を降りてFive Points駅から東西線への乗り換えを待っていると、最初はまばらだったホームに(写真右上)次々に東西線への乗り換え客がホームに集まってきました。ホームは程なく人で一杯になりましたがその9割方が礼拝に向かうアドベンチスト教会の人たちです。すると誰ともなく讃美歌を歌い始めついにはホームで大合唱となりました。合唱は電車の中でも続けられ、となり駅に到着するまで続きました。
乗り合わせた一般客がどんな風に感じていたのか・・・。ちょっと気になりました。

動画はこちらからご覧になれます。
http://www.awrjapan.net/Atlanta2010/Train_Station.AVI
http://www.awrjapan.net/Atlanta2010/Train_Station.mp4

http://www.awrjapan.net/Atlanta2010/Inside_Train.AVI
http://www.awrjapan.net/Atlanta2010/Inside_Train.mp4

10日目 本会議・現地7月2日(金) 最終日

2010.07.03

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ついに本会議の最終日を迎えました。午前中には「教会指針」の修正に関する議案を全て終え、午後には残っていた規則・内規改正の議案も全て終えることができました。
今回の世界総会大会本会議では、繰り返し、もっと多くの女性や若い教会員に教会の働きに関する責任を与えることの必要性が訴えられました。そのひとつの具体的な結果として、今日行われた世界総会理事の構成を規定する内規改正において、世界総会理事会が選任する理事の枠について、若い教会員を含むことが明記されました。
アドベンチスト教会は世界的に見ると2/3が30代以下の年齢の教会員で占められる若者の教会です。今後は、支部、教団、教区のレベルで、少なくとも今以上に多くの女性や若者を理事や総会代議員、またさまざまな活動のリーダーとして選任することができるかが問われています。日本では年齢層の構成がかなり世界全体とは異なると思いますが、それでもこの世界の流れには逆らうことができないでしょう。

(写真はANNより)

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