2010年世界総会の最終日7月3日安息日の礼拝のために、70,000人の礼拝者がアトランタにあるジョージア・ドームに参集しました。テッド N. C. ウィルソン氏は、アドベンチスト教団総理として最初の説教をしました。世界総会最終日、総会代議員を前にしてウィルソン氏は残りの教会としてのアドベンチスト教会を強調し、また教会設立者の一人であるホワイト夫人の証の書をさらに心に留めるよう求めました。
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69,989人のアドベンチストの会衆を前にして、新しい世界総会総理ウィルソン氏が最初の安息日の説教で訴えたことは、今後、自信をもって「前進する」ということです。
13の支部総理、9人の副総理、2人の前任者に囲まれてウィルソン氏のメッセージが語られる礼拝において、メンデルスゾーンの交響曲第5番「宗教改革」第4楽章が流れ、世界の教会指導者はバラク・オバマ大統領の歓迎の挨拶を読み上げました。
「歴史を通じ、信仰によって私たちの思想が形成され、見方が熟成され、生き方が整えられてきました。歴史を刻むこの特別の転換期における挑戦と機会に直面する時、私たちは信仰によって共通の目標において一致し、同胞の兄弟姉妹に仕えることができます。皆様方に素晴らしい結果が与えられるよう切に願うものです」。
アドベンチスト教会の「天を目指す旅路」を強調してウィルソン氏は説教を開始し、このように訴えました。「神の真理の力を持って、神はこの混沌とした世界からアドベンチスト教会を刻んでこられました。特別な民、神の残りの民として召された私たちは、キリストをかかげ、キリストの義をかかげ、黙示録14章の三天使の使命とキリストの再臨を伝えることができます」。
「神は創造主であり、み言葉と創造の力を信じる証として、私たちは主の安息日に神を礼拝することができます」と語るウィルソン氏は後の方でこのように付け加えています。「兄弟姉妹の皆様、将来直面するいかなることをも乗り切るために導かれる全能の神に目を注ぎましょう。全的に信頼する歩みが途絶えないようにしましょう。前進しなさい!という主の命令に従い続けて行きましょう」。
「神はあなたの人生とこの教会のために特別なご計画を持っておいでになります」と語るウィルソン氏は大群衆に向かってこう呼びかけました。「この力強い再臨運動の行く手を案ずることなく、神のみ手に委ねましょう。神は私たちに預言を通し、かなたを指し示され、私たちは大争闘の最高潮を迎えます。神は勝利をお与えになるお方です」。
世界の教会の新しい指導者はこのような声明を伝えています。「キリストをかかげ、神の恵みを宣言して、前進しなさい。三天使の使命を人々の前に提示して、前進しなさい。信仰のリバイバルと御霊による改革を乞い求めて、前進しなさい。み言葉の約束を現実のものとして受け入れ、み旨を実行し、前進しなさい。預言の霊を熱心に研究し、その助言に堅く立ち、前進しなさい。救いの良き知らせとイエス・キリストの再臨が切迫していることを世の人々に告げ知らせ、前進しなさい」。
終末時代の非聖書的な流行を取り入れることに注意を与えたウィルソン氏はある点では詳細に述べています。「神の言葉及びホワイト夫人の証の書を通して与えられている助言という最高の権威に従って、用心深く万事をテストする必要があります。セブンスデー・アドベンチスト教会以外の、誤った神学に基づいた霊的成長を約束する運動や大教会(メガチャーチ)のセンターなどに近づかないようにしなさい。霊感祈祷(contemplative prayer)、霊験祈祷(centering prayer)、そういう祈祷を推奨する教会運動、また非聖書的な神秘主義に基づく霊性訓練プログラム、教会合同運動などから遠ざかりなさい」。
代わりにウィルソン氏はその礼拝でこう言いました。「信者は堅固な聖書の原則と大争闘のテーマに根ざした福音の伝達方法とプログラムを提供できるセブンスデー・アドベンチスト教会内の謙遜な牧師、福音宣伝者、聖書学者、教団指導者、部局の責任者に期待を寄せるべきです」。
信者はまた礼拝様式に注意するよう促されました。「教会の礼拝では、キリストを中心にした、聖書を基にした礼拝と音楽使用をこころがけるようにしなさい。全世界における礼拝奉仕と文化の多様性を理解する一方、み言葉を中心とした礼拝から離れて、音楽中心の感情体験が中心となる昔の異教の礼拝と混同してしまうような礼拝はさけるべきです。礼拝になすべきこと、それは、キリストをかかげ、自己を低くすることです。
神学的な傾向についてウィルソン氏はこう言いました。「聖書の真理、およびアドベンチスト教会の特徴である信仰の柱にある神の言葉を歪曲するような、狂信的な神学やあいまいな神学に屈してはなりません。私たちの神学と使命の全体像にほとんど関係のない、聞き慣れないどうでもよい概念をくどくどと論じる新しい神学や、複雑な終末時代の時系列預言に関するチャートといった気まぐれな試みに翻弄されてはなりません。アドベンチスト教会の聖書信仰は歴史を通じて揺らぐことはありません。聖書信仰の基礎は最終時代まで堅く立つことでしょう」。
ウィルソン氏は聴衆に聖書の創造論に堅く立つよう助言しました。「創世記の最初の11章あるいは聖書の他の箇所を寓意的あるいは象徴的なものとして誤解し、知的後退を迫られることがあってはなりません。今週私どもはもう一度大きな確信に至ったように、アドベンチスト教会は文字通り24時間からなる6日間に起こった創造の業に関する聖書の記録を教え、信じています」。
ウィルソン氏はまたこう付け加えています。「アドベンチスト教会が基礎的な教理の立場と信仰を変えることは決してありません。神が文字通り6日間でこの世界を創造しなかったなら、なぜ現在、セブンスデー・アドベンチストとして第7日安息日に主を礼拝しているのでしょうか」。
ウィルソン氏はまた聖書解釈についての教会の伝統的理解に聴衆の注意を向け、こう言いました。「聖書によって聖書を解釈する必要があります。私たちの教会は、規則に規則、教訓に教訓(イザヤ28章13節)というように、聖書が聖書を解釈するという立場に立ち、歴史を示す聖書の理解を長く続けています。しかし聖書に対する最も陰険な攻撃の一つは歴史批評的に聖書を説明しようとする解釈方法を徹底させる学者からの攻撃です。高等批評という反聖書的方法は私たちの神学と使命の執念深い敵です」。
加えて、ウィルソン氏は神が再臨運動にお与えになった特別の賜物を思い起こすようにアドベンチストを励ました。
「セブンスデー・アドベンチスト教会に与えられた最大の賜物の一つとして預言の霊を受け入れるべきです。これは単なる過去の遺産ではなく、将来にさらに重要な使命となります」と言って、ウィルソン氏は教会設立者ホワイト夫人の証の書に言及しました。「真理についての究極的な権威と最終の判断基準としての聖書は私たちに最終の決定を与えてくれますが、預言の霊は聖書の真理を適用する時の明解な、霊的助言を与えてくれます。預言の霊は、使命を遂行する方法を教会に教える天来の指導書です。預言の霊は聖書に神学的解釈を与える信頼できる書物です。預言の霊を読み、信じ、適用し、推奨すべきです」。
しかし彼はこう付け加えています。「人々の頭を打つための棒として証の書を用いるべきではありません。地上の歴史の最終時代に神の教会の道案内をする驚くべき祝福の書として活用すべきです」。
ウィルソン氏はこういう訴えをしてそのメッセージを閉じました。「生活の中に働くキリストの驚くべき恵みを受け入れ、キリストとこの再臨運動への再献身をし、神の恵みを宣言し、この教会が前進するのを助けてくださるよう、主に願い求めようではありませんか」。


